平成27年度 第3回都市基盤施設整備見学会の開催(平成28年2月5日)

アーバンインフラ・テクノロジー推進会議では、皆様方の関心が高いプロジェクトを選定し、現地にて、当該プロジェクトのキーマンから詳しく説明して頂く見学会を行っています。
今回は「都市づくりについての技術研究論文発表と講演会」の翌日2月5日(金) に、(大阪府吹田市)万博記念公園内に ”みんなの寄付金でつくる日本初のスタジアム”として完成したガンバ大阪の新スタジアム<吹田市立吹田サッカースタジアム>と、日本最大級の大型複合施設として話題の EXPOCITY<エキスポシティ>の2か所についての交流見学会を開催いたしました。
今回は吹田市様、潟Kンバ大阪様、三井不動産蒲lのご協力により20名の参加者を案内していただきました。

当日は吹田市立吹田サッカースタジアムに集合し、施設内の会議室にて潟Kンバ大阪 本間智美様 から当該事業についての概要説明および質疑応答を行いました。その後、スタジアム内の各所を視察しました。
その後、エキスポシティの会議室にて、三井不動産梶@鈴木達也様から、施設について概要説明および質疑応答を行い、施設内および敷地内を視察しました。

■吹田市立吹田サッカースタジアム <ガンバ大阪>について

【会議室】ガンバ大阪 本間 智美 氏

【ピッチ】視察風景

【風の通り路】芝の生育に配慮

【選手席】観客席の真下にあるシート

・建設費140億に寄付金を募った日本初のスタジアム
・新サッカー専用 収容人数は約4万人
・IFAの基準をみたし、国際Aマッチ開催可能
・観客席とピッチとの距離は、国内で最も近い7メートル、ゴールラインまで約10メートル、最前列とピッチレベルの高低差1・5メートルで目の前で選手の白熱したプレーを堪能できる
・欧州のスタジアムを参考にして設計



● スタジアム建設手法
「国等に対する寄付金の確認」を利用し、スタジアム建設募金団体が寄付金で建設し、完成後吹田市へ寄贈した。管理運営は指定管理者制度を利用し、ガンバ大阪が実施。



● 建設概要
収容人数:40,000人 (JFA Sクラス)
タイプ:サッカースタジアム
募金期間:2012年4月から2015年3月まで
建設工期:2013年12月から2015年9月 (22ヶ月)



● スタジアムの特徴
@臨場感あふれるスタジアム
ピッチに近く臨場感あふれるスタンド、全席屋根でカバーされるので雨天時等でも快適に観戦できる、回遊可能なコンコースで試合が楽しめるなど、観戦するための工夫が凝らされている。
AヨーロッパスタイルのVIPフロア
 高級感あふれるラウンジを設置、2000席のVIPエリアを完備、ヨーロッパのような多様な観戦、企業交流など社交の場としての利用も可能となる。
B環境に配慮
500kwの太陽光発電、雨水再利用、ナイター照明にはLED照明機器を採用。
C最先端のシステムを導入
 基幹ネットワーク構築による顧客管理および販売管理、セキュリティー・音響・映像・放送での最先端システムを導入。
D防災地域拠点
 自然エネルギーを活用した拠点整備、災害対策本部のバックアップ機能、災害用備蓄倉庫の設置と救援物資配送センターの役割、避難所としての利用(短期滞在800人/長期滞在300人)

【VIP観戦席】
【VIPラウンジ】
【VIPルーム個室】

■EXPOCITY<エキスポシティ>について

【会議室】三井不動産 鈴木 達也 氏

万博記念公園内に、ショッピングの他、新たに8つの大型エンターテイメント施設(水族館、映画館、遊園地、トレーニングジム、観覧車など)で、新しい発見や体験ができる商業施設空間を演出した。
特にファイミリー層がゆっくり楽しめるような工夫により、滞在時間の延長が可能となった。





【施設内】商業施設
【施設内】電子掲示板に集まる人たち
【施設内】大阪万博の制服展示

【施設内】スタジオ
【屋外】水族館
【屋外】人気のキャラクター

平成27年度 第2回都市基盤施設整備見学会(交流見学会)・都市みらいプロジェクト説明会の開催 (平成28年1月20日)
【JR 田町駅東口北地区 周辺】

アーバンインフラ・テクノロジー推進会議(都市みらい推進機構)では、皆様方が関心を持っておられるプロジェクトを選定し、現地にて、当該プロジェクトのキーマンから詳しい説明をしていただく交流見学会(プロジェクト説明会)を行っております。
今回は、「田町駅東口北地区のまちづくりとスマートエネルギーセンター」の見学会を(独)都市再生機構様及び東京ガス(株)様のご協力により開催しました。

このプロジェクトは、東京都港区の田町駅東口北地区は、環境と共生した魅力的な複合市街地の形成を誘導する「田町駅東口北地区街づくりビジョン」の実現を目指して進められています。

1月20日の見学会は、多数のお申し込みの中から24名の方々にご出席いただきました。
当日は第1マートエネルギーセンター1階入口に集合し、東京ガス(株)エネルギー企画部エネルギー計画グループ 工月様ならびに金田一様から、スマートエネルギーセンターについての概要のご説明、ビデオ上映の後、内部空間および外部空間をご案内いただきました。その後、同地区内に設けられた現場会議室へ移動し、(独)都市再生機構 日本都市再生本部都心業務部田町エリア計画チーム 鐘江様から、地区概要等のご説明の後、公共公益施設、愛育病院、児童福祉施設が建つエリアを視察しました。

■地域概要

【田町駅東口北地区市街地再開発事業】

【JR 田町駅東口 周辺】

駅前の商店街建物を共同で立替え、新しい交番棟とともに機能を更新する。
主要用途:店鋪、住宅、交番
建築規模:
 商店街棟/地上6階 地下1階 延床面積:約3,800u 高さ:約38m
 交番棟/地上2階 延床面積:約90u 高さ:約10m

【みなとパーク芝浦】

【みなとパーク芝浦 外観】

アリーナやプールを備えたスポーツセンターや港区民の生活をサポートする公共施設が入り、防災拠点としての役割も担う。
主要用途:
芝浦港南地区総合支所、消費者センター、介護予防総合センター、男女平等参画センター、港区スポーツセンター、第1マートエネルギーセンター 等
建築規模:地上8階 地下1階 延床面積:約50,700u 高さ:約55m

【愛育病院】

【愛育病院 外観】

南麻布から移転、周産期医療機能に加え、小児地域医療機能を拡充させた「総合周産期母子医療センター」として開院。
主要用途:総合周産期母子医療センター、小児科・産婦人科他医療施設 (病床数160床)
建築規模:地上10階 床面積:約17,600u 高さ:約51m

■(仮称)TGMM芝浦プロジェクト

高機能オフィスタワー2棟、ホテル、商業施設等の構成で進められる民間共同プロジェクト。港区施設の保育園などを含む、多様な機能が集積する大規模複合開発。
主要用途:オフィス、店鋪、ホテル、第2スマートエネルギーセンター、駐車場等
建築規模:
 オフィスA棟/地上31階 地下2階 延床面積:約135,000u 高さ:約180m
 オフィスB棟/地上36階 地下2階 延床面積:約145,000u 高さ:約185m
 ホテル棟/地上9階 地下2階 延床面積:約11,000u 高さ:約65m
 港区立しばうら保育園等/地上6階 延床面積:約6,600u 高さ:約35m

【工事中のTGMM芝浦プロジェクトエリア】
【港区立しばうら保育園等】

■土地区画整理事業(個人施行同意型)の活用

【都市計画公園 予定地】

港区のまちづくりビジョンの実現化に向けて区画整理事業を活用し、宅地の再配置、道路・公園などの公共施設の整備、老朽化した橋の架け替え整備等を行う。
【地区概要】
所在地:東京都港区芝浦1丁目、3丁目
事業機関:平成23〜28年
土地利用:公共街区と民間街区を施行前と施行後で入れ替えることにより、行政機能を止めることなく機能更新を図る。

■田町スマエネパーク

【第1スマートエネルギーセンター 機械室 地下】

【第1スマートエネルギーセンター 冷却塔置場 屋上】

地域冷暖房施設を中心に街全体での省エネ、節電、CO2削減、エネルギーセキュリティーを目指し、安心、安全、快適に過ごせる「低炭素で災害に強いまちづくり」を官民で実現する。

【第1スマートエネルギーセンター】
ガスコージェネレーションシステム(CGS)で熱・電気エネルギーを創り、街全体のエネルギー需給をコントロールする。各施設へエネルギーを供給。

延床面積:機械室面積929u、冷却塔置場面積171u
場所:機械室/地下下1階、冷却塔置場/屋上
対象エリア:みなとパーク芝浦、愛育病院、港区立しばうら保育園・あっぴぃ芝浦、

■スマートエネルギーネットワーク

【常用ガスエンジン発電装置】

・再生可能エネルギーの積極的な活用で、高効率ガスコージェネレーションを中心とした熱と電気のネットワークを形成する。
・公共街区に第1マートエネルギーセンター、民間街区に第2マートエネルギーセンターをつくり、地域内連携により、エリア全体の低炭素化と相互補完機能の強化で某再生の向上を図る。
・情報ネットワークSENEMS(スマートエネルギーネットワーク・エネルギーマネージメントシステム)を活用し、地域の需給最適化を実現化。

◆つくる:街全体で熱と電気を地産地消

【蒸気焚ジェネリンク】

エネルギーをつくる設備:@コージェネレーションシステム(CGS)、A再生可能エネルギー/太陽熱集熱器、B未利用エネルギー/地下トンネル水、C太陽光発熱パネル

◆つながる:街全体を熱と電気と情報のネットワークでつなぐ

スマートエネルギーネットーワークの構築でエネルギーの安定供給、省エネ、エネルギーのセキュリティの向上化。SENEMSの活用でエリアを、熱・電気・情報のネットワークで連携し需給適制御、見える化。

◆みえる:省エネ効果をリアルタイムで見える化

【コントロールルーム】

コントロールルームによる管理、ホームページによる各種データ公開、デジタルサイネージによるエネルギー需給データの表示


平成26年度 第3回都市基盤施設整備見学会(交流見学会)・都市みらいプロジェクト説明会の開催

アーバンインフラ・テクノロジー推進会議では、皆様方の関心が高いプロジェクトを選定し、現地にて、当該プロジェクトのキーマンから詳しく説明して頂く見学会を行っています。 今回は「都市づくりについての技術研究論文発表と講演会」の翌日2月6日(金) に、3月末の姫路駅北駅前広場のグランドオープンに向けて、既に完成したキャッスルガーデン(姫路駅北駅前広場内)をはじめ、着々と進む駅周辺整備事業の交流見学会を開催いたしました。 見学会は新都市拠点整備事業として姫路駅周辺の利便性を高めるために取り組んでこられた、姫路市様のご協力を得て14名の参加者を案内していただきました。

当日はJR姫路駅中央改札口に集合し、駅前の会議室にて姫路市都市拠点整備本部 副本部長 松本 孝明様、姫路市都市拠点整備本部 姫路駅周辺整備室 室長 森 典 様 から姫路駅周辺整備事業についての概要説明および質疑応答を行いました。その後、姫路駅北側の各所を視察しました。

■姫路駅周辺整備事業 概要説明

  • 姫路市の概要と上位計画について
    • 姫路市総合計画 「ふるさと・ひめじプラン2020」
    • 新たなまちづくり 「CASTY21」
    • −放送施設等
  • 基盤整備 (連続立体交差事業等)
    • 姫路市幹線道路網計画
    • JR山陽本線等姫路駅付近連続立体交差事業
    • 南北市街地一本化の推進
    • 姫路駅周辺 JR新高架の活用
  • 基盤整備 (土地区画整理事業)
    • 姫路駅周辺土地区画整備事業
  • エントランスゾーンについて
    • 姫路駅北口駅前広場の計画
    • 姫路駅北口駅前広場整備推進会議
    • 姫路駅北口駅前広場デザインコンセプト
    • 官民協働の取り組み
  • コアゾーンについて
    • 歩行者ネットワーク

都市拠点整備本部副本部長 松本 孝明 氏

姫路駅周辺整備室 室長 森 典 氏

■キャッスルビュー

世界文化遺産・姫路城への玄関口として、姫路駅北駅前広場に整備された展望施設。この眺望デッキは、JR姫路駅の中央改札口から姫路城へ通じるメーンストリート「大手前通り」に真っ直ぐに繋がる導線上に位置しており、利用客を迎えるメイン・エントランスとなっています。
キャッスルビューの高さは約15m、鉄骨造り2階建て、巨大な門のような外観が特徴。消炭色の鉄と木材にガラスが組み合わせられています。姫路市の製造品出荷額上位の座を保つ鉄鋼製品の「鉄」が採り入れられており、「杉」は、市内の中山間地・安富町産の杉材などを使用しているとのことです。


JR姫路駅前のキャッスルビュー

【キャッスルビュー2F】内側

■連絡通路

「姫路ターミナルスクエア」が1月27日に竣工し、4月オープン予定だそうです。2階が連絡通路で眺望デッキとつながっています。連絡通路も眺望デッキと同様、「鉄」と「杉」とガラスが取り入れられたデザインでした。

  【姫路ターミナルスクエア】  【連絡通路】眺望デッキからつながる

■キャッスルガーデン

駅前のピオレ姫路とフェスタビル南館の間に「城を望み、 時を感じ人が交流するおもてなし広場」というデザインコンセプトで、国内最大級の駅前広場として再整備されたキャッスルガーデン。地下式庭園「サンクンガーデン」は、石垣などのデザインを施して姫路城外濠をイメージした水と緑あふれる憩いの場になっていました。
「キャッスルガーデン北広場」(芝生広場)は、広さ芝生約900平方メートルで、芝生の南側にはイベントやミニライブなどにも使用できる約190平方メートルのウッドデッキステージが設置されていました。


美しく整備された駅前の地下式庭園

広々とした芝生広場

■ピオレ姫路/屋上庭園と地下通路

地上34m、広さ1900uに位置する本館屋上の「屋上広場」。北デッキからは大手前通りとその先に立つ姫路城、南デッキからはJR姫路駅を駆け抜ける新幹線が一望できます。また、壁面ガラスの奥に、設置された太陽光採光システム「ひまわり」で集めた太陽光で、地下庭園「サンクンガーデン」の樹木や地下通路を照らしていました。
3月末のグランドオープン後は、訪れる人々の快適性に唯一無二の感動が加わった場になるものと大いに期待が高まりました。

  【姫路城】屋上庭園からの眺望 【太陽光採光システム】「ひまわり」で育つ地下通路の樹木

平成26年度 第2回都市基盤施設整備見学会(交流見学会)・都市みらいプロジェクト説明会の開催

アーバンインフラ・テクノロジー推進会議(都市みらい推進機構)では、皆様方が関心を持っておられるプロジェクトを選定し、現地にて、当該プロジェクトのキーマンから詳しい説明をしていただく交流見学会(プロジェクト説明会)を行っております。
昨年11月に開催した「環状第二号線新橋・虎ノ門地区」での見学会では、V街区(虎ノ門街区)において立体道路制度による環状二号線(新虎通り)が建物下部を貫通するトンネル入口部分や虎ノ門ヒルズ外観などを視察しました。今回は、環状二号線(新虎通り)の開通と期を同じくして、6月に完成した『虎ノ門ヒルズ』の施設内部の見学会を森ビル様のご協力により開催しました。9月5日の見学会は、30名の方々にご参加いただきました。当日は虎ノ門ヒルズ2階フロントロビーに集合し、オフィス階にて森ビル鞄s市計画本部計画統括部事業改革部部長 太田慶太様から虎ノ門ヒルズについてのビデオ上映、概要のご説明および質疑応答の後、内部空間をご案内いただきました。地下および外部空間については森ビル滑ツ境推進室課長 武田正浩様からご説明を受けながら、視察しました。

■概要説明

虎ノ門ヒルズは、環状二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業のV街区再開発ビルとして建設された(国際ビジネスセンターの一翼を担う)多機能複合型の超高層タワーです。道路上空に建築物を立てる画期的な手法として「立体道路制度」活用し、東京都施行の市街地再開発事業の中で環状第2号線の整備と一体的に建築した超高層タワーです。東京都が「事業協力者方式」「特定建築者制度」を導入し、官民連携による都市開発が行われたプロジェクトです。

事業名称:環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区

所在地:東京都港区虎ノ門一丁目

敷地面積:17,069u

建築面積:9,391u

延床面積:244,360u

階数:地下5階、地上52階、塔屋1階

用途:事務所、住宅、ホテル、店舗、カンファレンス、駐車場

建物高さ:地上247m

構造:S造(一部SRC造、RC造)

事業施行者:東京都

特定建築者:森ビル株式会社

設計者:株式会社日本設計

工事施工者:株式会社大林組


【虎ノ門ヒルズ外観】

【虎ノ門ヒルズキャラクター】

【森ビル/太田部長による概要説明】

【新橋・虎ノ門地区模型】

■新虎通り/新たなシンボルストリート

新橋・虎ノ門エリアを通る環状第二号線(新橋・虎ノ門間)が戦後まもなく始まった都市計画から68年の歳月を経て、3月末に開通しました。この道路は、都心部の道路ネットワークを強化する基幹道路で、地上部の「新虎通り」はオープンカフェなど街の賑わいや活力を生み出す東京の新たなシンボルストリートとして整備される予定だそうです。

  【虎ノ門ヒルズから見る新虎通り】

■虎ノ門ヒルズ

「虎ノ門ヒルズ」は、東京都が外国企業誘致を推進する「アジアヘッドクォーター特区」に位置しており、最高スペックを備えたオフィス、日本初進出のホテル「アンダーズ 東京」、眺望抜群なハイクラス住宅「虎ノ門ヒルズレジデンス」、国際水準のカンファレンス施設や商業施設、約6,000uのオープンスペース等で構成。JHEP認証(生物多様性保全・回復の取り組み評価認証)で最高クラスAAA取得しているそうです。

◇オフィス:6〜35階

30フロアを占めるオフィスの基準階の貸室は、約1,000坪、天井高2.8mの無柱空間を実現し、フレキシビリティの高い快適な空間となっていました。

◇地下階

電気・ガス・重油による電源供給システムについて説明を伺いながら熱源機械室、非常用発電機室を視察しました。 3種類の制振装置による高い耐震性能や、非常時に専用部に対しても電源供給を可能とする非常用発電機を備えるなど、事業継続性にも配慮されているのが特徴。 環境性能評価「CASBEE」では、最高ランク「S」を取得しているそうです。

◇カンファレンス施設「虎ノ門ヒルズフォーラム」:4〜5階

国際会議から展示会まで幅広く対応でき、貸室面積合計2,200uは、新橋・虎ノ門エリア最大級だそうです。 3つのホールのほか、4つの会議室と4つの控室があり、多様な会議やイベント等、幅広ニーズに応えられるよう工夫されていました。

◇商業施設:1〜4階

1階から4階までの商業エリアは、「Communication Hub(コミュニケーションハブ)」をコンセプトに、虎ノ門エリアのオフィスワーカーや、ホテル・カンファレンスのゲスト、近隣住民の方など様々な人々が集い、コミュニケーションが生まれる場所として、飲食店舗やサービス店舗などが入っているそうです。

「環状第二号線(新橋・虎ノ門間)」の開通と 「虎ノ門ヒルズ」の完成は、2020年東京五輪に向けた東京再生の先駆けとなり、東京の新たなランドマークとして、今後、新橋・虎ノ門エリアの飛躍的な発展につながるものと、大いに期待が高まりました。


【緑豊かなオープンスペース】

【オフィスフロア/広々とした無柱空間】

【地下階/画面による一括管理システム】

【虎ノ門ヒルズフォーラム/ホールの視察風景】

平成26年度 第1回都市基盤施設整備見学会・
都市みらいプロジェクト説明会・第4回官民連携による都市と都市インフラの再構築研究会の開催

アーバンインフラ・テクノロジー推進会議(都市みらい推進機構)では、皆様方が関心を持っておられるプロジェクトを選定し、現地にて、当該プロジェクトのキーマンから詳しい説明をしていただく交流見学会(プロジェクト説明会)を行っております。
今回は川崎市様のご協力により『殿町国際戦略拠点キングスカイフロント』の見学会・説明会を7月17日に実施しました。『殿町国際戦略拠点キングスカイフロント』は、未利用公有地を活用した大都市地域での典型的な官民連携プロジェクトであり、「官民連携による都市と都市インフラの再構築研究会」においても見学希望地としてリクエストがありましたので、合同での開催といたしました。

キングスカイフロントは、川崎市殿町地区(羽田空港の南西、多摩川の対岸)に位置しています。
国が主導となり、地方、民間と一体となって規制改革等の施策を総合的かつ集中的に推進する国際戦略特区に指定されており、科学雑誌「nature」や「Science」にも特集が組まれ国内外から数多くの視察が訪れている注目のエリアです。開発エリアは約40haで、現在も敷地内において工事が行われており、ライフサイエンス・環境分野における世界最高水準の研究開発から新産業を創出する「国際戦略拠点」の形成を目指して開発が進められています。
会員の皆様の関心も非常に高く、募集開始早々定員に達し、35名の皆様にご参加いただきました。
当日は川崎生命科学・環境研究センター(LiSE)の共用施設である会議室に集合し、臨海部国際戦略室 担当課長 山ア浩様から、殿町国際戦略拠点キングスカイフロントについてのビデオ上映、概要のご説明および質疑応答の後、川崎生命科学・環境研究センターの内部空間をご案内いただきました。
その後、隣接する実中研再生医療・新薬開発センター(CIEA)に移動して公益財団法人実験動物中央研究所 理事長 野村龍太 様から事業・研究概要のご説明をいただき、施設内部を視察しました。


【川崎市/山ア担当課長による概要説明】

【実験動物中央研究所/野村理事長】

■殿町国際戦略拠点キングスカイフロント

キング スカイフロントに至る歴史を振り返るとともに、川崎が牽引するライフサイエンスや環境技術の取組みを紹介するコンセプトビデオを視聴したあと、キングスカイフロント全体概要・都市計画と土地区画整理事業の概要・整備スケジュール・キングスカイフロント形成のイメージ・国際戦略拠点の推進・支援制度についての説明を伺いました。

  • 川崎臨海部は国の施策である特別区域や緊急整備地域に指定されている。「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」「特定都市再生緊急整備地域」に指定。
  • 首都圏中心部、国際貿易港を有する京浜臨海部に位置し、羽田空港にも近接。東京湾アクアライン、国道1号等広域幹線道路網にも接続する好立地で国内外へのスピーディーなアクセスが可能。
  • 基盤整備:UR都市機構・ヨドバシカメラ・川崎市等の所有地を、UR都市機構・川崎市の施行でH22年3月からH25年9月まで殿町三丁目土地区画整理事業として行い、順次土地利用及び施設立地が進められている。
  • 中核施設:実中研再生医療・新薬開発センター、川崎生命科学・環境研究センター、ものづくりナノ医療イノベーションセンター(施設整備中)
  • 決定施設:国立医薬品食品衛生研究所、ジョンソン・エンド・ジョンソン、日本アイソトープ協会、神奈川県ライフイノベーションセンター、クリエートメディック

■川崎生命科学・環境研究センター(LiSE)

官民の複合施設として整備され、H25年3月から運営が開始されています。 「産学公民の垣根を越えた研究者たちの相互交流」をテーマに、ライフサイエンス・環境分野の研究開発拠点の推進を図るために整備された官民の複合施設で、「川崎市環境総合研究所」「川崎市健康安全研究所」などのほか、海外展開を目指す川崎市内の中小企業を支援する団体や、大学など、多岐にわたる団体が入居しています。建物は研究者と研究成果を守る免震構造で、4階の民間ラボは利用者のニーズに合わせられるよう、スケルトン状態から内装工事を行って入居できるようになっているそうです。 多摩川、羽田空港を望む開放的なリフレッシュスペース(4階)や、研究者をつなぐためのコミュニケーションスペース(3階)である共用打合せスペースを視察しました。


【キングスカイフロントの敷地】

【ものづくりナノ医療イノベーションセンター】

【LiSE3Fおよび4F共用スペースの視察】

【LiSE4Fから見える多摩川対岸の羽田空港】

■実中研再生医療・新薬開発センター(CIEA)

殿町地区の拠点形成を先導する役割を担う中核施設の第1段階として平成23年7月から運営が開始されています。世界初の遺伝子改変霊長類等の開発やその実用化モデルとiPS細胞を使った再生医療の研究、脊髄損傷や脳梗塞の再生医療の実現や、革新的な医薬品の開発に向けた研究が行われています。長年かけて開発された研究用のコモンマーモセット(サル)やヒト化マウスの飼育フロアを視察しました。また、理事長室からはキングスカイフロントの敷地、隣接し現在工事中の「ものづくりナノ医療イノベーションセンター」(iCON)などを見せていただきました。

 官と民の連携、多摩川をはさんだ両岸エリアの連携、異業種の連携など、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックも視野にいれて、国際的ビジネス拠点の形成や創薬分野等における起業・イノベーションを通じた国際競争力のある事業の創出に、大いに期待が高まりました。

  【CIEAでの視察風景】

平成25年度 第3回都市基盤施設整備見学会の開催(平成26年2月6日)

アーバンインフラ・テクノロジー推進会議では、皆様方の関心が高いプロジェクトを選定し、現地にて、当該プロジェクトのキーマンから詳しく説明して頂く見学会を行っています。 今回は「都市づくりについての技術研究論文発表と講演会」の翌日2014年2月6日(木) に、近畿日本鉄道蒲lのご協力を得て、大阪市阿倍野区の道路・鉄道が複雑に入り混じる交通の結節点となる天王寺駅前(あべの・天王寺は、キタ(梅田)、ミナミ(なんば)と並ぶ、大阪の核となるエリア)に2014年3月7日グランドオープンする「あべのハルカス」の見学会を開催いたしました。 あべのハルカスは300mで、横浜ランドマークタワーを抜いて高さ日本一の、百貨店、ホテル、オフィス、美術館、展望台など多彩な施設が共存する「立体都市」として注目を浴びています。外観デザインは、過去に国立国際美術館、大阪歴史博物館などを設計しているペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ代表のシーザー・ペリが監修しました。オープン間近とあって会員の皆様の関心も非常に高く、募集開始早々、あっという間に定員に達し、31名の皆様にご参加いただきました。

当日はあべのハルカス地下1階「時計の広場」に集合し、近畿日本鉄道蒲lからあべのハルカス開発事業の概要(建物・設備)、安全性、快適性、省エネについてのご説明および質疑応答の後、庭園、展望デッキ、内部空間の各所をご案内いただきました。開業直前の事前準備作業や配属スタッフによるリハーサルが各所にて行われている中、あべのハルカス美術館、ハルカス300展望台、大阪マリオット都ホテルを視察しました。

■超高層複合ビル あべのハルカス

概要・安全性・快適性・省エネについて以下の内容等を伺ってから屋上庭園(16階)を見学しました。

  • 地上60階・地下5階 敷地面積約28,700u 延床面積約306,000u
  • 安全性と居住性を追求し、最高水準の耐震性能を確保。BCPを高める電源供給システムと、5段階のセキュリティシステムを導入。
  • 最先端設備の導入で快適性と省エネルギー化の両立を実現。総合的なエネルギーマネージメントシステムにより、LED照明、自然エネルギーなどを最大限に活用、エコインフォメーションで可視化による啓発、エアフローウィンドウによる空調不可の低減、VAV(可変風量装置)の採用で多角的に省エネ化。

■あべのハルカス美術館

駅の真上という立地と複合ビル内に位置するメリットを最大限に活かした都市型美術館です。日常的にさまざまなアートと触れ合えってもらえるよう収蔵品は所有せず、近鉄沿線の文化財から日本・東洋美術、西洋美術、現代アート等ジャンルを問わない企画展示により幅広い年代の心に響くよう多彩な展示をめざしたい、とのことでした。 企画によって展示スペースを自由に変動できるよう柱を極力少なくしていることや、採光、空調管理等、国宝重要文化財の展示も可能な環境・空間を作り出していることも大きな特徴であり、上質な鑑賞の場として期待が高まりました。


【16F】屋上庭園

【58F】HARUKAS300展望デッキ

【16F】あべのハルカス美術館前

■ハルカス300(展望台)

58階、59階、60階の三層構造(一部上空まで吹き抜け構造)となっている展望台は入場ゲートから専用エレベータを利用。58階の屋外広場は一面ウッドデッキで周囲に植栽が配置されたスペースとなっており、眺望と合わせてカフェ等の利用も楽しめそうです。60階は東西南北360度に足元から天井までのガラスを配した屋内回廊で、大阪平野の広大な景色を一望できました。驚きと癒しを提供し、最大の魅力である素晴らしい景色を存分に楽しめる展望台を目指しているとのことでしたが、皆様、眼下に広がる大阪の街並みや、生駒の山並みや関西国際空港、神戸の遠景など多彩なパノラマと眺望の美しさに驚いた様子でした。

  【58-60F】地上約300mからの眺望 吹き抜けの展望デッキ

■大阪マリオット都ホテル

マリオット・インターナショナルと提携し、国際都市型ホテルとして世界水準のもてなしを提供。客室360室(38〜55階)、レストラン(57階)、個室(20階)、ホテルロビー・ラウンジ・ビュッフェ(19階)。

◇ホテルロビー

ラウンジが併設された19階のホテルロビーは東・西・北の3方面に大開口の窓が配されており、パノラマが望める空間となっていました。

◇ビュッフェ「COOKA」 クーカ

約200席を有し、調理の音や香りを楽しめるオープンキッチンスタイルの店内は清潔感があり非常に明るいイメージです。ビュッフェスタイルのライブキッチンは、「5感で食を楽しんでいただく」ことがコンセプトになっており、サラダバー、メイン、デザートの各コーナー随所において、そのこだわりが感じられました。

◇レストラン「ZK」ジーケー

ホテル最上階(57階:約270mの高さ)に位置するレストランは周囲をさえぎらない広々とした空間となっていました。日本料理・欧風料理の2つの料理と、目の前で新鮮素材を調理する鉄板焼きが一つになった新しい業態のホテルレストラン。
ZKホール、セミプライベートルーム、鉄板焼きカウンター、ビストロカウンター、割烹カウンターと合わせて約200席が設けられており、どの席に着いても感動を味わえそうです。洋食、和食、鉄板焼き、割烹が、ランチとディナーで提供され、景色とともに贅沢なひとときが体験できる空間となっていました。

あべのハルカスの建物は全面がガラスで覆われたカーテンウォールとなっており、3段階にセットバックする立体構造で、各段階の屋上空間に緑地空間が設けられ、周辺の公園施設と協調して緑のネットーワークを形成する工夫が施されていました。また、建物内部は吹き抜け空間で「光と風の道」を創出する工夫によりエネルギー消費量を低減する等、環境対策が取られているのも大きな特徴となっていました。 あべのハルカスは「人の心を晴れ晴れとさせる」という意味が含まれた名称のとおり、ビルの上層階からは、晴れやかな景色で爽快感を味わうことができました。この見学会を通し、グランドオープン後は地域内外の数多くの方々が、驚きと感動の体験と心地よさを感じられるビルになるものと、大いに期待が高まりました。


【19F】ホテルロビー&ラウンジ

【19F】ライブキッチン メインコーナー

【57F】鉄板焼きカウンター

平成25年度 第2回都市基盤施設整備見学会の開催(平成25年11月28日)

アーバンインフラ・テクノロジー推進会議では、皆様方の関心が高いプロジェクトを選定し、現地にて、当該プロジェクトのキーマンから詳しく説明して頂く見学会を行っております。

第2回見学会は、東京都が打ち出している外国企業誘致プロジェクト「アジアヘッドクォータ特区」に指定され、現在再開発の真只中にある「環状第二号線新橋・虎の門地区」にて開催しました。

東京都様のご協力を得て、平成25年11月28日(木) に実施、今回は会員の皆様の関心が高く定員を上回る23名の皆様にご参加いただきました。

環状2号線(地下トンネル部)広報センターにて、東京都建設局 菅谷環二工事課長、福嶌補佐、外山主任、東京都都市整備局 土橋再開発課長、細見事業課長、田中係長、(近藤係長)より東京都市計画道路 環状2号線の事業概要、環状二号線新橋・虎ノ門地区の再開発事業、道路事業についての概要を説明していただきました。

その後、変電所通りからV街区外観、地上部道路の視察、愛宕通りまで移動後、新橋方向に移動しながら地上部道路、二本線地下トンネル(新橋ランプ)までを視察しました。 V街区(虎ノ門街区)では、立体道路制度により敷地を有効活用し、建物の下部を環状2号線が貫通するトンネル入口部分など、皆様熱心に視察していらっしゃいました。

環状2号線は、港区虎ノ門〜江東区豊洲間が完成すれば、外堀通りと江東区豊洲〜有明間が繋がることにより、臨海部と都心部を結ぶ交通・物流がネットワークの強化、臨海地区の避難ルートの多重化による防災性の向上、並行する晴海通りの渋滞緩和等地域交通の円滑化、といった効果が期待できるということです。また、オリンピック開催時の選手村と会場との移動にも有効利用の期待が高まっているとのことでした。

トンネル入口

地上部からV街区を望む

地上部への非常口


平成24年度第5回都市基盤施設整備見学会
(うめきた先行開発区域の都市再生事業)の開催(平成25年2月7日)

技術研究論文発表と講演会の翌日の2月7日に、独立行政法人都市再生機構様並びに三菱地所様のご協力を得て、4月26日まちびらきを控えた「うめきた先行開発区域の都市再生事業」の見学会を開催しました。

「うめきた先行開発区域」見学に先立ち、独立行政法人都市再生機構西日本支社うめきた都市再生事務所・所長の佛坂 隆 様、三菱地所大阪支店プロジェクト推進室・室長の山口 修一 様より、まちづくりの5つの基本方針(@世界に誇るゲートウェアづくり、A賑わいとふれあいのまちづくり、B知的創造活動の拠点(ナレッジ・キャピタル)、C公民連携のまちづくり、D水と緑あふれる環境づくり)に関して、映像並びに模型等でご説明をいただきました。

中でも、企業人、研究者、クリエイター、一般人といった人々が、それぞれが持つ「感性」と「技術」を融合させ「新しい価値」を生み出すための「場」と「機会」の提供の場である「ナレッジ・キャピタル」が事業の特徴であるとのことでした。 その後、Aブロック(ふれあいのゾーン)、Bブロック(ナレッジ・キャピタルゾーン)、Cブロック(よそおいのゾーン)の3ブロックを見学させていただきました。

【地区の概要】
・ 地区面積:梅田貨物駅区域 約24ha(先行開発区域 約7ha)
・ 都市計画等:都市再生緊急整備地域(大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域)
        商業地域(容積率800%・600%/建ぺい率80%)
        準工業地域(容積率200%/建ぺい率60%)
        防火地域
        大阪駅北地区地区計画
        都市再生特別地区(容積率の最高限度1600%・1150%)
   

ふれあいのゾーン

全体イメージ(模型)

 

平成24年度第4回都市基盤施設整備見学会
(北杜サイト太陽光発電所)の開催(平成24年10月12日)

国のエネルギー政策が見直されている中、太陽光発電が注目を集めています。今回は北杜サイト太陽光発電所(旧NEDO北杜サイト)を、(一財)都市みらい推進機構と合同で、鰍mTTファイシリティーズ様のご協力を得て、10月12日(金)に開催いたしました。

今回の「北杜サイト太陽光発電所」の見学会には、25名の方の参加を頂き、NTTファシリティーズ・ソーラープロジェクト本部の正木 秀明 様より、約1.5時間に渡って現地を見学しながら概要説明をして頂きました。

「北杜サイト太陽光発電所」は、平成18年〜平成22年度の5カ年で、大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究北杜サイトとして、北杜市とNTTファシリティーズ様がNEDO技術開発機構から委託を受けて、2MW級の太陽光発電システムを構築し、系統連携時に電力系統側へ悪影響を及ぼさないシステムの実現を目指し、大規模太陽光発電システムの普及拡大に向けた実証研究を行ってきた施設です。委託研究期間を終え、NEDOより北杜市に譲渡され、平成23年4月より市営の発電所として管理運営されています。

実証研究項目を以下にご紹介いたします。

1.系統安定化手法、高調波抑制手法の検討

(大容量パワーコンディショナー(PCS)の開発)

大規模PVシステムが連結される特別高圧系統に影響を与えない、電圧変動抑制機能、瞬低対策機能、高調波抑制機能を具備した大容量400KWのPCSの開発・試験・評価した。

2.先進的PVモジュールの実環境における性能比較

国内外9カ国、27種類の先進的大賞電池モジュール及びシステムを導入評価するとともに、それらの設計の最適化を図った。

3.経済性・環境性を考慮した最適システム設計の研究

経済性・環境性を考慮した先進的架台等を検討するとともに、大規模PVシステムの環境貢献度を評価することにより、システム設計の最適化を図った。


平成24年度第3回都市基盤施設整備見学会
(千住スマートエネルギーネットワーク)の開催(平成24年9月19日)

福島原発事故を契機に、国のエネルギー政策の見直しが議論されている中、会員の皆様にとってもエネルギー問題に関しては関心が高いことかと思われます。 今年度第3回となる都市基盤施設整備見学会は、このエネルギー問題に焦点をあて、東京ガス様のご協力を得て、「千住スマートエネルギーネットワーク」の見学を、(一財)都市みらい推進機構と合同で、32名の会員の皆様の参加を得て、開催いたしました。

今回見学しました東京ガス様の「千住テクノステーション」は、地域全体でエネルギー利用効率を最大化する「スマートエネルギーネットワーク」の実証試験を行う施設です。
以下に、東京ガス様の「千住スマートエネルギーネットワーク」の主な実証試験項目を簡単にご紹介いたします。

◆地域水素供給インフラ技術・社会実証
2015年の燃料電池自動車(FCV)の一般ユーザー普及開始に向けて、実使用に近い条件でFCV・水素供給インフラに関する技術実証を行います。
◆太陽熱・CGS排熱を優先活用する熱源統合制御
さまざまなエネルギー源を活用できる「ハイブリッド熱源システム」を構築し、再生可能エネルギーと未利用エネルギー、CGS排熱を、冷暖房や給湯に優先活用する制御を行い、省エネやCO2削減効果を最大化します。
◆太陽熱・CGS排熱の双方向熱融通制御
エネルギーを面的に有効活用するため、近隣建物(サンハイム荒川様)とエネルギーセンターを熱融通配管で繋ぎ、太陽熱・CGS排熱の双方向熱融通を制御します。
◆太陽光発電の出力変動保管制御
太陽光発電は天候によって出力が変動します。このため、CGS、ターボ冷凍機を活用して、太陽光発電の出力変動を抑制し系統電力を安定化させる実証実験を行います。

平成24年度第2回都市基盤施設整備見学会(柏の葉スマートシティ)の開催
(平成24年6月19日)

今年度の第2回目となる都市基盤施設見学会を6月19日に開催いたしました。

当日は台風の影響も心配されるなか、会員の皆様の関心が高く約50名もの方に参加していただきました。

また、東京スカイツリーの足下に併設される商業施設「東京ソラマチ」はまだ工事中でしたが、「新・下町流」をコンセプトとして、新しい下町を発信していく商業施設で、ファッションや雑貨、グロッサリー、スイーツ、レストランなど専門店を中心とした都内最大級の店舗数(312店舗)で構成されているとのことでした。

今回は福島原発事故を契機に環境、資源、エネルギー問題等が話題となっており、スマートシティの先進的な事例として「柏の葉スマートシティプロジェクト」の説明会を、都市みらい推進機構と合同で、三井不動産株式会社様のご協力を得て、開催いたしました。

今回の「柏の葉スマートシティプロジェクト」は、三井不動産梶E柏の葉キャンパスシティプロジェクト推進部長の河合 淳也様より、約1時間に渡ってスマートシティプロジェクトの概要説明をして頂き、その後現地見学を行いました。

柏の葉スマートシティプロジェクトは、「世界の未来像をつくる街」の実現に向けて、「環境共生都市」「健康長寿都市」「新産業創造都市」の3つの課題解決モデルを提示し、大学や企業、市民など誰もが街づくりに参加できるプラットフォームによって「公民学連携による自立した都市経営」のモデルをめざすとのことです。

3つ課題解決モデルの主な内容
1)環境共生都市
  • エネルギー効率利用・防災対策
  • CO2排出量削減
  • 交通システム
  • 自然共生・農業
2)健康長寿都市
  • 日本型健康ライフスタイルの創出
3)新産業創造都市
  • 創業育成
  • グローバルネットワーク

平成24年度第1回都市基盤施設整備見学会(東京スカイツリー)の開催
(平成24年4月5日)
今年度の第1回目となる都市基盤施設見学会を4月5日に開催いたしました。今回は、東武鉄道様のご協力により、5月22日のOPENを間近に控え東京の新たな観光スポットとなった「東京スカイツリー」を見学いたしました。
当日は朝から晴れ渡り絶好の展望日和で22名の方の参加をいただき、エレベータで約50秒の地上350mの第一展望台へ上がり、都心を一望に見渡せる「天望デッキ」を視察後、会議室で事業概要をDVDを交えてご説明いただきました。
概要説明では、東京スカイツリーの構造は、日本古来の建築技術の代表とも言える五重塔の心柱を中心として各層が独立した構造(地震や強風時に塔体各層との間に生じる相互作用によって揺れを低減する役割があると考えられている)を最新技術で再現し、主要な鉄骨部には標準的な鉄骨の2倍の強度のものを使用し、通常の超高層建築物の設計では想定しない地震や強風に対しても安全性を確認しているとのことでした。 また、東京スカイツリーの足下に併設される商業施設「東京ソラマチ」はまだ工事中でしたが、「新・下町流」をコンセプトとして、新しい下町を発信していく商業施設で、ファッションや雑貨、グロッサリー、スイーツ、レストランなど専門店を中心とした都内最大級の店舗数(312店舗)で構成されているとのことでした。
説明していただいた「東京スカイツリー」の概要を以下に簡単にご紹介いたします。
■全体概要
  • 敷地面積:約36,900u
  • 施設規模
    • −建築面積:約31,600u
    • −建物延床面積:約230,000u(タワー部分含む)
  • 主要用途:電波塔、展示場(展望台)、商業施設、水族館、ドームシアター、
    スクール、オフィス、地域冷暖房施設、駐車場

■東京スカイツリー概要
  • タワーの高さ:634m
  • 足下の一辺の長さ:約68m
  • 重さ:32,000トン(タワー鉄骨地上本体部)
  • 施設の内容
    • −第1展望台(地上350m):レストラン、ショップ等
    • −第2展望台(地上450m)
    • −放送施設等

地上350mからの眺め
見学会終了後、場所を移して、15名の参加者により意見交換会を開催し、UITの活動について活発な意見交換を行い、また、会員同士の親睦を深めました。

平成23年度第3回都市基盤施設整備見学会(大阪駅)の開催
(平成24年2月10日)

翌10日は、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)様のご協力を得て、2011年5月にグランドオープンした「大阪ステーションシティ」の見学会を開催しました。
「大阪ステーションシティ」見学に先立ち、建設工事部(大阪駅改良)の片山 孝治 様より、大阪駅の歴史(今回の大阪駅は5代目)、開発の経緯(平成16年より駅改良工事に着手)、開発コンセプト(「発見。感動。OSAKA Grand Station」)、4つの開発の柱(「広場・通路の整備」、「駅改良」、「新北ビル開発」、「アクティ大阪増築」)および開発の工事状況について、スライドおよび映像等にて説明をしていただきました。
その後、百貨店やファッションビル、エンターテイメント、レストラン、サービス、オフィスなど様々な機能が集結した「NORTH GATE BUILDING」、アクティ大阪が駅前広場の再開発に合わせて増築され多彩な魅力を持つ快適空間となった「SOUTH GATE BUILDING」、時空の広場、駅中央部の橋上駅(南北連絡橋)等移動、賑わいの空間となった「広場・通路」、ノースゲートビルディングとサウスゲートビルディング、橋上駅舎とホームが一体となった「ドーム」等を見学いたしました。



平成23年度第2回都市基盤施設整備見学会(東京駅丸の内駅舎保存・復原工事)の開催
(平成23年11月10日)
技術研究発表会の翌日の11月10日に、今年度第2回目となる首都圏都市基盤施設見学会を開催いたしました。7月に開催した第1回見学会「JR新宿駅南口駅舎及び道路改良工事見学会」に引き続き、JR東日本のご協力により「東京駅丸の内駅舎保存・復原工事」を見学いたしました。
東京駅の工事現場の会議室で、東京駅丸の内駅舎の歴史、保存・復原工事、地下筐体構築・免震化工事等の概要をプロジェクタを使用してご説明していただき、その後工事現場を見学しながら詳細な説明をしていただきました。
【東京駅丸の内駅舎保存・復原工事の基本方針】
構造計画

・丸の内駅舎を駅・ホテル・ギャラリー等として恒久的に活用するために、必要かつ十分な安全性・耐震性を確保し免震工法を採用

・重要文化財建物を永続的に保存するため、免震工法にするほか、レンガ壁や床組架構を極力活用し新たな補強を軽減

保存復原計画

・未来へ継承すべき貴重な歴史的建造物として、残存している建物を可能な限り保存するとともに創建時に復原

施設計画

・建物の保有する歴史的価値を有効に活かし、創建依頼の「駅」「ホテル」としての機能、その後それに加わった「ギャラリー」として機能を未来へと継承

・多様な現代の要求条件に対応するデザイン及び機能、設備を適切に付加し、歴史的な建造物の新たなる利活用の姿を実現

・線路側空間はコンコースとしての有効活用及び丸の内駅舎の機能を優先
そのために適正・有効な範囲・方法で、レンガ壁の改修等現代の駅舎としての空間を整備

・ドーム空間の復原・再生により、内部空間を活性化し機能性を向上

【東京駅丸の内駅舎保存・復原工事の概要】

・敷地面積 約20,500

・建築面積 約9,800

・延べ面積 約43,000

・軒の高さ 約17m

・最高高さ 約45m(フィニアル含む)

・階数   地上3階(一部4階)・地下2階

・地業基礎 杭基礎(場所打コンクリート杭)

・筐体構造 鉄骨煉瓦造、RC造(一部S造、SRC造)

・設備  空調・給排水衛生・昇降機・電気

・建物用途 駅施設、ホテル、ギャラリー、駐車場

・その他  重要文化財指定(2003.5.30)、特例容積率適用地区


平成23年度第1回都市基盤施設整備見学会(JR新宿駅南口駅舎及び道路改良工事)の開催
(平成23年7月20日)
東日本大震災の影響で延期されていたJR新宿駅南口駅舎及び道路改良工事見学会(UIT・地下研合同)が、去る7月20日に東日本旅客鉄道鰍フご協力を得て、開催されました。当日は台風6号の影響もあり、時々雨が降る天気にもかかわらず、25名が参加しました。
この工事は、国土交通省が主体で実施しているプロジェクトであり、三つプロジェクトで構成されている。
新宿駅南口地区基盤整備事業の概要は、国道20号新宿跨線橋の架け替え(道路の拡幅による渋滞の緩和、跨線橋の老朽化に対する防災性の強化)、線路上空を活用した南口広場の整備及び総合的な交通結節点の構築、回遊性に優れた歩行者空間の確保であるとのことであり、事業の完成イメージ、跨線橋の架け替えの工事状況、新宿交通結節点の工事状況および事業スケジュールについて、PPTを用いて説明していただきました。
また、交通結節点の概要についても、整備工事の概要、平成28年の完成予定イメージ、2階平面プラン、3階平面プラン、4階平面プラン、埼京線部の地下躯体構築位置について、整備工事の進捗概要(人工地盤部の鉄骨建て方は約80%、埼京線部の鉄骨建て方は約30%、新南口駅舎は撤去中)は、現場写真(側面、上空)にて、埼京線部の地下躯体構築位置(人工地盤部、埼京線部、開発ビル部)については、断面図、現状写真、構築ステップ図を、それぞれPPTを用いて説明を受けたのち、説明場所のJR東日本新宿ビル9階会議室で着替え、現場に移動しました。
交通結節点として整備中の3階部のタクシー、一般車の乗降場において、再度現況の説明をいただきました。